中間西井坪遺跡(読み)なかつまにしいつぼいせき

日本歴史地名大系 「中間西井坪遺跡」の解説

中間西井坪遺跡
なかつまにしいつぼいせき

[現在地名]高松市中間町

四国横断自動車道高松西インターチェンジ建設に伴う発掘調査(平成元年五月から同三年七月)で明らかにされた。旧石器時代から近世までの各時代の遺物が粗密をもって建設用地に分布するが、遺構は東端部と西半分に集中する。堂山どうやま山塊北部の山北麓に、狭小な谷の開析によってヤツデの葉形に北に向かって張出す多数の丘が復元されるが、東端部は丘Gに、西半分は丘Cにあたっている。丘Gには弥生時代終末から古墳時代前期初頭、六世紀後半から八世紀後半の集落、一四世紀の屋敷が復元される。丘Cは標高三六メートルから四〇メートル(完新世最低位生活面)両側の谷との比高は二から四メートルで、扇形を呈する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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