丸山新田(読み)まるやましんでん

日本歴史地名大系 「丸山新田」の解説

丸山新田
まるやましんでん

[現在地名]新潟市丸山・丸山ノ内善之丞組まるやまのうちぜんのじようぐみ

亀田かめだ(現中蒲原郡亀田町)から続く砂丘列上に立地。東は茗荷谷みようがだに新田、西は北山きたやま新田、南は砂崩すなくずれ新田(現亀田町)。元禄一二年(一六九九)の横越組新村付帳(新発田市立図書館蔵)によれば寛永一一年(一六三四)の開発とされ、親村横越よこごし(現中蒲原郡横越村)の西北西にあり、道法半里一六町。近世の開発は山口やまぐち(現北蒲原郡水原町)の仁多見五左衛門によってなされ、同氏が名主を世襲した。善之丞組は慶安四年(一六五一)善之丞という人物によって開発されたと伝える。善之丞は飢饉の年、村民救済のため無断で藩の山林を伐採した罪により所払になったという。

丸山新田
まるやましんでん

[現在地名]船橋市丸山一―五丁目

藤原ふじわら新田の北東道野辺みちのべ(現鎌ヶ谷市)に囲まれた畑作村。藤原新田上山かみやま新田と同じく延宝期(一六七三―八一)の成立と推定され、開発前は下野しもの牧かその隣接原野であったと想定される。元禄郷帳・旧高旧領取調帳とも高三五六石余で、幕府領。寛延二年(一七四九)の年貢割付状(安川家文書)によれば反別は下畑五町・松林三八町八反・芝間二六町九反余・屋敷地三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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