精選版 日本国語大辞典 「乗合」の意味・読み・例文・類語
のり‐あい ‥あひ【乗合】
〘名〙
① 乗物に乗ったままで出会うこと。特に、貴人の行列に乗物に乗ったまま出会うこと。
② 同じ乗物にともに乗ること。また、その人。
※日葡辞書(1603‐04)「Noriaino(ノリアイノ) ヒト」
※仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)三「舟賃は、一艘の借切百三十文、〈略〉乗合は一人は四銭」
のり‐あわ・す ‥あはす【乗合】
[1] 〘自サ五(四)〙 一つの乗物にともに乗る。たまたま他の人と同じ乗物に乗る。のりあう。のりあわせる。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一三「乗合(ノリアハ)したる数十人は、皆水の中にただよひたり」
[2] 〘自サ下二〙 ⇒のりあわせる(乗合)
のり‐あ・う ‥あふ【乗合】
〘自ハ四〙 (「のりやう」とも) 船や車など一つの乗物に大勢が同時に乗る。いっしょに一つの乗物に乗る。同乗する。
※日葡辞書(1603‐04)「Noriyǒta(ノリヤウタ) モノ」
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