乙甲(読み)メリカリ

デジタル大辞泉 「乙甲」の意味・読み・例文・類語

めり‐かり【甲/上】

邦楽で、基本の音より音高が下がったものを「めり」、上がったものを「かり」というところから》
音の高低抑揚
音声に抑揚をつけること。めりはり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乙甲」の意味・読み・例文・類語

おつ‐かん【乙甲】

  1. 〘 名詞 〙 広義には、低音高音の意。狭義には、オクターブ低い音とオクターブ高い音。「かん」は古くは「こう」ともいわれた。
    1. [初出の実例]「序破急のくらゐ 浮き沈み をつかん、けやけからぬやうに心をつくべし」(出典:歌謡・松の葉(1703)哥音声)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android