日本歴史地名大系 「九尾村」の解説 九尾村ここのおむら 熊本県:下益城郡砥用町九尾村[現在地名]砥用町岩野(いわの) 九尾東から北にかけては坂貫(さかぬき)村、南は下草野(げぞの)村(現中央町)、西は黒(くろ)山を挟んで石原(いしはら)村・小岩野(こいわの)村(現中央町)に接する。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳によると高六四石三斗余、うち田方四五石六斗余・畠方一八石七斗余の小村。中山手永に属し、「国誌」に地名の由来となった「九尾鶯」について「当所ノ山渓ニ栖ル鶯羽子九枚アリ故ニ地名トス」と述べ、カジカに関する記述もある。 九尾村つづらおむら 奈良県:吉野郡天川村九尾村[現在地名]天川村大字九尾天(てん)ノ川右岸、栃尾(とちお)村上流に立地。村名は九折(つづら)尾(険阻な道)、または葛(つづら)尾(生)の義か。天川郷のうち。慶長郷帳では村高三七・二四二石、幕府領(代官大久保長安)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by