知恵蔵
「乳幼児揺さぶられ症候群」の解説
乳幼児揺さぶられ症候群
暴力的に子供を揺さぶることにより、脳血管の破綻を起こし、結果として様々な中枢神経障害を招く状態をいう。1972年に米国の小児科医により提唱された。児童虐待の結果生じる他、泣きやまない子供に対するいら立ちから、保護者が乳幼児を激しく揺さぶることによっても発症することがある。通常の「高い、高い」やひざの上で「ぴょんぴょん」では起きることはない。乳幼児の脳血管はむち打ち運動に対してもろい。また乳幼児は相対的に頭が重く首の支えが弱いため、揺さぶり運動に対して頭を支持できない。結果として視覚障害、運動まひ、難聴、脊髄(せきずい)損傷、けいれん、学習障害などを引き起こし、時には死亡することもある。2002年度に改訂された母子健康手帳に記載され、注意が喚起された。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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にゅうようじゆさぶられしょうこうぐん【乳幼児ゆさぶられ症候群】
英語の「Shaken baby syndrome」の訳語(乳児ゆさぶられ症候群)。赤ちゃんや小さな子どもが激しくゆさぶられるなど大きな衝撃を受け、頭蓋内出血や眼底出血を起こし、死亡したり重い障害を招くことです。最初の報告は「虐待事例」で、泣く赤ちゃんの体を親が強く揺さぶるのが原因でした。日常の子育ての中ではそう神経質になることはありませんが、少なくとも「赤ちゃんの体をゆさぶったり、強い衝撃を与えてはいけない」ということは覚えておきたいものです。
出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報
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