亀屋栄任(読み)かめやえいにん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亀屋栄任」の意味・わかりやすい解説

亀屋栄任
かめやえいにん

[生]?
[没]元和2(1616).8.26.
安土桃山~江戸時代初期の京都呉服商。本姓比鷲見 (ひすみ) 。本能寺の変のとき,徳川家康の伊賀越えに随従し,家康との関係で富を築いた。京都の町支配にもあずかり,また朱印船 (→朱印船貿易 ) を出したこともある。慶長年間 (1596~1615) を通じて家康の側近であり,金地院崇伝との関係も深い。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀屋栄任」の解説

亀屋栄任 かめや-えいにん

?-1616 織豊-江戸時代前期の豪商
京都で呉服商をいとなみ,徳川家康に接近し,政商として活躍天正(てんしょう)10年(1582)本能寺の変の際,堺に滞在中の家康に事件を知らせたという。朱印船貿易もおこなった。元和(げんな)2年8月26日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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