デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「了遍」の解説 了遍 りょうへん 1223-1311 鎌倉時代の僧。貞応(じょうおう)2年生まれ。真言宗。権(ごんの)大納言藤原実有の子。行遍(ぎょうへん),法助に師事して灌頂(かんじょう)をうけ,長遍に小野流をまなぶ。仁和寺(にんなじ)菩提(ぼだい)院に住し,菩提院流をひらいた。東寺長者をへて弘安(こうあん)10年東大寺別当。のち大阿闍梨(あじゃり)となった。延慶(えんきょう)4年3月25日死去。89歳。通称は大納言僧正。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例