応長(読み)おうちょう

精選版 日本国語大辞典 「応長」の意味・読み・例文・類語

おうちょう オウチャウ【応長】

鎌倉時代花園天皇の代の年号疫病流行のため延慶四年(一三一一)四月二八日改元。翌応長二年三月二〇日次の正和に代わる。執権北条師時(もろとき)・宗宣の時代出典は「唐書志」の「応長暦之規、象中月之度、広綜陰陽之数、傍通寒暑之和」。

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デジタル大辞泉 「応長」の意味・読み・例文・類語

おうちょう〔オウチヤウ〕【応長】

鎌倉後期、花園天皇の時の年号。1311年4月28日~1312年3月20日。

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日本の元号がわかる事典 「応長」の解説

おうちょう【応長】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1311年から1312年まで、花園(はなぞの)天皇の代の元号。前元号は延慶(えんぎょう)。次元号は正和(しょうわ)。1311年(延慶4)4月28日改元。疫病流行の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『旧唐書(とうじょ)』を出典とする命名。応長年間の鎌倉幕府将軍は守邦(もりくに)親王(9代)、執権は北条師時(もろとき)(10代)、北条宗宣(むねのぶ)(11代)。

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