事業拡張積立金(読み)じぎょうかくちょうつみたてきん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「事業拡張積立金」の意味・わかりやすい解説

事業拡張積立金
じぎょうかくちょうつみたてきん

建物や設備の増設あるいは近代化,支店や営業所の新設など,事業拡張とそれに伴う運転資本の増加に必要な資金準備のために社内に留保された利益。貸借対照表の貸方に計上される。また積立金といっても現金を積立てるわけではない。したがって建物や設備の増設などが達成されると,それと引替えに現金や当座預金など,この積立金に対応するなんらかの資産の社外への流出が生じるが,これは貸借対照表の借方の資産科目が変化しただけで,資本側に設定されているこの積立金そのものは消滅しない。このような積立金を積極性積立金といい,通常は目的達成後は積立金設定の本来の目的は消滅したので別途積立金または繰越利益金に振替えられる。

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