デジタル大辞泉 「借方」の意味・読み・例文・類語 かり‐かた【借(り)方】 1 借りる方法。「金の借り方がうまい」⇔貸し方。2 貸借関係で、借りたほうの人。借り手。⇔貸し方。3 複式簿記で、勘定口座の左側。また、勘定様式による貸借対照表・損益計算書の左側をいうこともある。資産の増加、負債・資本の減少、費用の発生を記入する。⇔貸し方。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「借方」の意味・読み・例文・類語 かり‐かた【借方】 〘 名詞 〙① 借りる方の人。借り手。負債者。⇔貸方。〔和英語林集成(初版)(1867)〕② その人が金品を借りている人。貸し手。債権者。[初出の実例]「むかしの借銀済べき調法もならず、〈略〉住宅を借(カリ)かたの衆中に渡すべきと申せば」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)一)③ 借りる方法。借りる手段。借り様(よう)。④ 複式簿記で、資産の増加、負債・資本の減少、費用の発生などの事項を記入する部分。勘定口座の左側をいう。借り。⇔貸方。〔英和商業新辞彙(1904)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「借方」の意味・わかりやすい解説 借方かりかたdebit; debtor; Dr. 複式簿記特有の用語。「左側」を意味し,「右側」は「貸方」と呼ばれている。複式簿記成立の当時は,借・貸という言葉本来の意味を維持していたと思われるが,現在では単なる左側,右側を意味する記号にすぎない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by