旺文社日本史事典 三訂版 「二・一ゼネスト」の解説
二・一ゼネスト
に・いちゼネスト
敗戦後の激しいインフレによる労働者の不満を背景とし,ベースアップを要求する国鉄・全逓など官公庁系労組は全日本産業別労働組合会議(産別会議)・日本労働組合総同盟(総同盟)と全国労働組合共同闘争委員会(30組合,600万人)を結成。吉田茂内閣打倒を要求して,2月1日ゼネスト決行を宣言したが,1月31日のマッカーサーの中止命令で挫折,労働運動も一時衰退した。アメリカの対日対策もこのころから転換し始めた。
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