二上新内(読み)にあがりしんない

精選版 日本国語大辞典 「二上新内」の意味・読み・例文・類語

にあがり‐しんない【二上新内】

〘名〙 俗曲一つ二上り調子で、新内節のような曲調哀調を帯びたものであるためこの名がある。文政一八一八‐三〇)頃から流行した。
今戸心中(1896)〈広津柳浪〉五「二上(ニアガ)新内を唄ふのが対面(むかう)座敷から聞えた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android