二上新内(読み)にあがりしんない

精選版 日本国語大辞典 「二上新内」の意味・読み・例文・類語

にあがり‐しんない【二上新内】

  1. 〘 名詞 〙 俗曲一つ二上り調子で、新内節のような曲調哀調を帯びたものであるためこの名がある。文政一八一八‐三〇)頃から流行した。
    1. [初出の実例]「二上(ニアガ)新内を唄ふのが対面(むかう)座敷から聞えた」(出典今戸心中(1896)〈広津柳浪〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android