精選版 日本国語大辞典 「二挺立」の意味・読み・例文・類語 にちょう‐だちニチャウ‥【二挺立】 〘 名詞 〙 二挺の櫓(ろ)をつけて漕ぐ和船の総称。江戸時代、吉原通いに使用された猪牙船(ちょきぶね)や日除船はその代表的なもの。にちょうだて。[初出の実例]「江戸に二挺立(にテウダチ)の小舟」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)京) にちょう‐だてニチャウ‥【二挺立】 〘 名詞 〙 =にちょうだち(二挺立)[初出の実例]「始て吉原へ通初(かよひそめ)られし日より〈略〉血気の団助が弐挺(テウ)だて」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例