精選版 日本国語大辞典 「猪牙船」の意味・読み・例文・類語
ちょき‐ぶね【猪牙船】
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
江戸の吉原へ通うのに使ったという舳先(へさき)のとがった小形で船足の速い船。長吉という船頭がつくったとか、また長吉が漕(こ)ぎ手として上手であったから「長吉船」のなまりとか、船首が猪牙に似ているからとかの説がある。漁船として古くからあり、しかも伊勢(いせ)以西では同型の船をチョロといい、速いことをいうチョロチョロが語源であるともいうが、江戸の幕府水軍ではチョロと称していた。瀬戸内海では猪牙船とは小回しの廻船(かいせん)の呼称であり、50石積み前後の船体で、関東の「ちょきぶね」とはまったく別のものである。紀州、瀬戸内海、九州などの小回しの海運においては重要な役割を演じていた。
[小川 博]
『石井謙治著『図説和船史話』(1983・至誠堂)』
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…江戸では,浅草御門から柳橋周辺の河岸,日本橋,江戸橋近辺の河岸を中心に,今戸橋,山谷河岸,本所,深川などに散在し,納涼,花見などの船を出すほか,その座敷は男女の密会や,酒宴の場として使われた。さらに,吉原通いに猪牙船(ちよきぶね)を仕立てることが有名なように,船宿では遊客のためのさまざまな便宜をはかり,実際には待合茶屋,出合茶屋としての機能を果たしていた。【玉井 哲雄】。…
※「猪牙船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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