二枚掛(読み)にまいがけ

精選版 日本国語大辞典 「二枚掛」の意味・読み・例文・類語

にまい‐がけ【二枚掛】

〘名〙
① 二つのことをかけ持つこと。両がけ。かけもち。
歌舞伎繰返開花婦見月(三人片輪)(1874)二幕「痢病と瘧と二枚がけで、丁度八十日苦しんだ」
② 二枚の分量。また、二倍。
※歌舞伎・小袖曾我薊色縫十六夜清心)(1859)四立「二枚がけ位な大きなやつへ、熱燗をぶっかけて」
写真の乾板・印画の大きさの一つ。手札判キャビネ判中間で、縦一二・三センチメートル、横九・八センチメートル。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「二枚掛(ガケ)プロマイドの写真が」

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デジタル大辞泉 「二枚掛」の意味・読み・例文・類語

にまい‐がけ【二枚掛(け)】

写真の印画紙の大きさの一。手札形キャビネの中間で、縦12.3センチ、横9.8センチ。

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