熱燗(読み)アツカン

デジタル大辞泉 「熱燗」の意味・読み・例文・類語

あつ‐かん【熱×燗】

《古くは「あつがん」》酒のを普通よりも熱めにすること。また、その酒。 冬》「―に応へて鳴くや腹の虫草城
[類語]冷や酒冷酒燗酒燗冷まし上燗ぬる人肌燗日向ひなた

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精選版 日本国語大辞典 「熱燗」の意味・読み・例文・類語

あつ‐かん【熱燗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あつがん」とも ) 酒の燗の熱いこと。湯であたためて熱くした酒。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「atçugan(アツガン)〈訳〉非常に熱い酒」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「暑間(アツガン)にして、是りゃ呑(のめ)生男(きおとこ)斗さしつおさへつ」(出典:浮世草子好色二代男(1684)六)

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