二極管(読み)ニキョクカン(その他表記)diode

翻訳|diode

デジタル大辞泉 「二極管」の意味・読み・例文・類語

にきょく‐かん〔‐クワン〕【二極管】

陽極陰極二極からなる電子管。ふつう二極真空管をいう。

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百科事典マイペディア 「二極管」の意味・わかりやすい解説

二極管【にきょくかん】

グリッドを備えず,陽極と陰極だけからなる電子管電流が陽極から陰極への一方向に流れることを利用し,整流または検波に使われる。→整流管
→関連項目ダイオード

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二極管」の意味・わかりやすい解説

二極管
にきょくかん
diode

陽極陰極の2つの電極をもつ真空管。陰極から陽極へ向って電子が一方的に流れるので,整流,検波などに用いられる。ダイオードともいうが,この言葉半導体整流素子など,真空管に限らず広く用いられている。半導体ダイオードの整流のメカニズムは真空管の場合と異なる。

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世界大百科事典(旧版)内の二極管の言及

【電子管】より

…真空中の電子の性質を利用して電気信号の増幅や発生などを行う電子素子。基礎となる電子の性質や電子放出については19世紀末からいくつかの発見や研究があったが,最初の電子管はJ.A.フレミングが1904年に発明した二極管である。次いでL.デ・フォレストが06年三極管を発明したが,これは人類が初めて作った能動素子(増幅作用のある素子)であり,今世紀前半の無線・有線通信や電子工学の大発展の直接の原因となった。…

※「二極管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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