二町目・三町目(読み)にちようめ・さんちようめ

日本歴史地名大系 「二町目・三町目」の解説

二町目・三町目
にちようめ・さんちようめ

東山区三条通東入

大橋町より東へ三条通に面して続く二つの町。東北に隣接していた十五軒町及び今七軒町は明治四年(一八七一)に三町目に編入された。町名三条大橋東詰ひがしづめ二丁目・同三丁目の略称が固定したもの。地図では寛文二年(一六六二)以降、所在が認められる。

東海道起点である三条大橋に近隣して旅宿が櫛比し、延宝六年(一六七八)刊「京雀跡追」に「大橋つめの町、是より白川までにきせるや、商売人北南かわとも多し」とあって、二町目・三町目などの街区の状態が知れる。なお宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」に「二町目 北側上ル通は新柳馬場通也」とみえる。下京南艮三条東五町組に属し、文政三年(一八二〇)の下京軒役分割帳(占出山町有文書)には、二町目が軒役四三軒役、三町目が二七軒役とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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