二見谷古墳群(読み)ふたみだにこふんぐん

日本歴史地名大系 「二見谷古墳群」の解説

二見谷古墳群
ふたみだにこふんぐん

[現在地名]城崎町上山 二見谷

円山まるやま川下流左岸の河岸に迫った丘陵突端に位置する四基からなる古墳群。県指定史跡。昭和四九年(一九七四)城崎町教育委員会が調査し、一号・四号墳を発掘した。一号墳は古墳群中最大で径約二〇メートルの円墳、高さ約三メートル。両袖式の横穴式石室全長約八・二メートル。玄室の長さ約五・三メートル、幅約二メートル、高さは玄門付近で二・三七メートル。玄室の中央に凝灰岩の刳抜式家形石棺を置く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android