20世紀日本人名事典 「二階重楼」の解説 二階 重楼ニカイ ジュウロウ 明治〜昭和期の植物学者 徳島県立農学校教諭。 生年安政6年4月18日(1859年) 没年昭和7(1932)年11月12日 出生地長門国大津郡三隅村(山口県大津郡三隅町) 旧姓(旧名)大谷 経歴明治35年に植物学科の教員免許を取得。同年岡山県立農学校に赴任し、物理や動物学などを講じた。37年より徳島県立農学校教諭となり、大正5年に退職。教員生活の傍ら植物の採集・研究をすすめ、各地を探訪して多くの植物標本を作製し、東京帝国大学植物学教室に送った。それらの中には、マツムライヌノヒゲ・ミビノミノボロスゲ・キビノタケをはじめとする多くの新種が含まれており、特にサイコクヌカボ・ウラゲウコギなどの学名には彼の姓であるNIkaiが冠せられた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「二階重楼」の解説 二階重楼 にかい-じゅうろう 1859-1932 明治-昭和時代前期の植物学者。安政6年4月18日生まれ。山口,岡山,徳島の農学校でおしえる。多数の植物標本を作製して東京帝大におくり,新種の発見に貢献。サイコクヌカボなどの学名にNikaiの名がのこる。昭和7年11月12日死去。74歳。長門(ながと)(山口県)出身。旧姓は大谷。初名は伊三郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by