日本歴史地名大系 「五条烏丸町」の解説 五条烏丸町ごじようからすまちよう 京都市:下京区修徳学区五条烏丸町下京区烏丸通松原下ル南北に通る烏丸通(旧烏丸小路)を挟む両側町。平安京の条坊では、左京六条三坊四保九町東側及び同四保一五町西側の地。「拾芥抄」によれば、当町東側の地は、六条・高倉・安徳三天皇の仮皇居の一つであった藤原邦綱の五条東洞院第、すなわち五条内裏の一角にあたっていた。この邦綱は当地西側にも所領をもっていたらしく、九条家文書には、彼が女房上野局と所領一所を交換した、永暦元年(一一六〇)四月二七日付の次のような相博状がある。<資料は省略されています>この所領一所は、樋口小路の北、烏丸小路の西で、烏丸小路に面し、中央より南とあるから、当町西側中央付近と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by