五柳(読み)ごりゅう

精選版 日本国語大辞典 「五柳」の意味・読み・例文・類語

ご‐りゅう‥リウ【五柳】

  1. [ 1 ]
    1. [ 一 ] 中国、晉の陶淵明陶潜)の家のそばにあって、彼が愛した五本の柳。それによって自ら五柳先生と号した。
      1. [初出の実例]「もとより金張七葉の栄えを好まず、ただ陶潜五柳の住みかを求む」(出典:東関紀行(1242頃)序)
      2. [その他の文献]〔陶潜‐五柳先生伝〕
    2. [ 二 ] ( 転じて ) 陶淵明をさす。
      1. [初出の実例]「便採孤叢秋露種、非五柳晩雲孫」(出典菅家文草(900頃)二・九日侍宴、観賜群臣菊花)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 女房の襲(かさね)の色目の名。柳襲(やなぎがさね)の五衣をいう。
    1. [初出の実例]「夜目にも輝く五柳の一重」(出典:滝口入道(1894)〈高山樗牛〉一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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