デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五百枝王」の解説 五百枝王 いおえのおう 760-829/830* 平安時代前期の公卿(くぎょう)。天平宝字(てんぴょうほうじ)4年生まれ。光仁天皇の皇孫。市原王と能登女王の王子。延暦(えんりゃく)4年藤原種継暗殺事件にかかわり伊予(いよ)(愛媛県)に流される。24年ゆるされ,25年宮内卿(くないきょう)となり,桓武(かんむ)天皇の葬儀で誄(しのびごと)(故人をしたう言葉)をのべる。参議,刑部(ぎょうぶ)卿,中務(なかつかさ)卿となり,天長5年正三位。天長6年2月15日/12月19日死去。70歳。春原五百枝ともいう。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例