井川メンパ(読み)いかわめんぱ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「井川メンパ」の解説

井川メンパ[木工]
いかわめんぱ

東海地方静岡県地域ブランド
静岡市で製作されている。メンパとは、弁当箱のこと。檜の薄板を丸型や小判型に曲げ、継目に桜の皮を使って生漆を塗って仕上げられる曲物農家冬場副業として始まった。長年使用に耐え得る丈夫さがある。静岡県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「井川メンパ」の解説

井川メンパ

静岡県静岡市葵区、かつての井川(いかわ)村にあたる地域で生産される伝統的な弁当箱。ヒノキの曲物(わっぱ)に漆を塗り重ねてつくる。曲げわっぱ自体は鎌倉時代から作られていたが、漆塗りが取り入れられたのは江戸時代になってから。静岡県郷土工芸品に指定されている。

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