コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

井戸尻遺跡 いどじりいせき

2件 の用語解説(井戸尻遺跡の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

いどじりいせき【井戸尻遺跡】

長野県諏訪郡富士見町にある縄文中期の遺跡群。八ヶ岳南麓の井戸尻・曽利・藤内・新道遺跡で、中部高地の土器編年と縄文農耕論の根拠になった。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

国指定史跡ガイドの解説

いどじりいせき【井戸尻遺跡】


長野県諏訪(すわ)郡富士見町境にある縄文時代の集落跡。八ヶ岳南麓の海抜800~1000mの尾根や台地上にある。縄文時代中期の遺跡が数多く密集しているのは、立場川から東へ2つ目の母沢から鹿ノ沢までのおよそ2.5kmの範囲で、井戸尻、曽利(そり)、藤内(とうない)、九兵衛尾根、居平(いだいら)、唐渡宮(からとみや)、向原(むかいはら)などの遺跡が集中し、井戸尻遺跡群を形成している。井戸尻遺跡の住居跡からは12個の完形の土器や打製石斧(せきふ)、石皿などが出土しており、なかでも巨大な深鉢土器は、縄文中期中葉を代表するもので、「井戸尻式」と呼ばれている。1966年(昭和41)に国の史跡に指定され、住居を復元するなど史跡公園として整備された。遺跡の東には古くからの湧水があって豊富な水を利用した水生・湿生植物園が造られ、古代ハスをはじめとして春~夏はさまざまな花々で彩られるため、周囲の景観も含めて縄文の泉公園として憩いの場となっている。また、1975年(昭和50)に曽利遺跡の第4号住居跡から出土した縄文土器「四方眉月文深鉢(まゆづきもんふかばち)」などが近くの井戸尻考古館に展示されている。JR中央本線信濃境駅から徒歩約15分。

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
この内容は執筆時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

井戸尻遺跡の関連キーワード長野県諏訪郡富士見町落合長野県諏訪郡富士見町乙事長野県諏訪市上諏訪長野県諏訪郡富士見町境長野県諏訪市諏訪長野県諏訪郡長野県諏訪郡富士見町立沢長野県諏訪郡富士見町富士見長野県諏訪郡富士見町長野県諏訪郡下諏訪町富士見町

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone