井目(読み)セイモク

精選版 日本国語大辞典 「井目」の意味・読み・例文・類語

せい‐もく【井目・聖目・星目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 囲碁で、碁盤外側から四線目の四隅とその中間の四点、および中央の一点の合計九点をいう。
    1. [初出の実例]「丸が石は先づ此に置給へと云て、中の聖目を差す」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四)
  3. 囲碁で、九子の置碁。普通九級差の手合割り。盤上九つの星全部に黒色を置き、白から打ち始める。転じて、優劣の差のはなはだしいこと、力量のつり合わないことにいう。
    1. [初出の実例]「いつぞやひとり碁のものまねは、浮世狂言とはせいもくもまさりて誰かせんをあらそふべきや」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)小舞庄左衛門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む