カゲロウ目の昆虫が、幼虫から羽化して成虫になる直前に陸上で経過する短い一時期をいう。カゲロウ類の幼虫は水中にすんで気管鰓(きかんえら)で呼吸し、数か月から3年の幼虫期に12回前後、ときには20回の脱皮を繰り返したのちに成熟し、水面に浮かび、背中が割れて亜成虫とよばれる成虫に似た姿で空中に脱出するが、ときには水面下で脱皮することもある。亜成虫は形態的に成虫とほとんど同じであるが、全体に光沢が鈍くて曇った感じで、はねもやや不透明で、周縁が普通毛で縁どられている。飛ぶ力は弱く、水辺の草や石などに留まっており、短時間後にもう一度薄い繊細な皮を脱いで成虫となる。この脱皮は体のみならず、はねや付属肢すべてにわたるので、手でつまんだりすると組織が壊れやすく、脱皮ができなくなる。
[中根猛彦]
立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...