亜麻色(読み)アマイロ

デジタル大辞泉 「亜麻色」の意味・読み・例文・類語

あま‐いろ【亜麻色】

亜麻糸の色。黄色がかった薄茶色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「亜麻色」の意味・読み・例文・類語

あま‐いろ【亜麻色】

〘名〙 亜麻糸の色。黄色がかった薄い茶色。
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉二「鶏冠(とさか)めかして亜麻色の前髪をたてた、〈略〉背の高い、壮年の男」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

色名がわかる辞典 「亜麻色」の解説

あまいろ【亜麻色】

色名の一つ。黄色がかった淡い褐色アマのつむいだ糸の色をさし、その亜麻糸で織った布をリンネルという。古くからある日本の色名ではなく、英語の色名フラックス(flax)の訳語とされる。西洋では毛髪の色を形容する表現。フランスの作曲家C・A・ドビュッシー(1862~1918年)による前奏曲に「亜麻色の髪の乙女」と題する曲があり、世界的に広く知られている。ドビュッシーの曲とは無関係だが、日本でも1968年(昭和43)にヴィレッジシンガーズが「亜麻色の髪の乙女」と題する曲をリリースし、後にカバー曲も出た。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android