亜麻糸(読み)アマイト(その他表記)flax yarn

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亜麻糸」の意味・わかりやすい解説

亜麻糸
あまいと
flax yarn

麻糸一種。アマ (亜麻) の茎を処理して繊維を採取しこれを紡績して得る。精紡工程は乾紡,潤紡の2つの方法があり,乾紡は普通の温度湿度の状態で行うが,潤紡は粗糸を湯につけて繊維についているペクチン質,ゴム質などを溶解させ,繊維を柔らかくしたのち紡績する。潤紡は乾紡に比べると歩どまりは劣るが,細手の糸を生産することができる。亜麻織物を製造するのに用いるほか畳糸,縫糸などに使う。原料アマは,日本では北海道が主産地であるが,需要をまかないきれず,ベルギー,旧ソ連地域などから輸入している。

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