精選版 日本国語大辞典 「京に田舎あり」の意味・読み・例文・類語 きょう【京】 に 田舎(いなか)あり にぎやかな都にも、田舎めいて不便な所がある。転じて、よい土地にも、悪い所があるの意。[初出の実例]「京に田舎あり。田舎にも亦みやこ人の心ざまは有るべしや」(出典:叢書本謡曲・粉川寺(1553頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ことわざを知る辞典 「京に田舎あり」の解説 京に田舎あり にぎやかな都にも田舎のようにひなびた所がある。 [使用例] 明治二十二年に三高の移転と共に大阪から京都へ来てみて、はじめて京に田舎のあることの実際をありありと見せつけられた[喜田貞吉*京に田舎あり|1942] [解説] 「田舎に京あり」と続けることもあります。上方のいろはかるたの「京」に採用され、絵札には黒木を頭の上にのせて運ぶ大原女が描かれることが多く、このような運び方は古くからの風習で、昭和初期までは最新の都の風俗との対比が京都市中で見られたといいます。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報