京の水(読み)きょうのみず

精選版 日本国語大辞典 「京の水」の意味・読み・例文・類語

きょう【京】 の 水(みず)

  1. 京都の水。清らかで染色や洗濯(せんたく)に適しているとされた。
    1. [初出の実例]「『さもあらば京の水であらはいで』とののしるを聞て」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)一)
  2. 江戸後期に京都で製造された白粉下(おしろいした)化粧水

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「京の水」の解説

京の水
きようのみず

二巻二冊

異記 京之水 秋里籬島(湘夕)編・下河辺拾水画

成立 寛政二年

分類 地誌

版本 京都大学図書館・国会図書館・京都府立総合資料館

解説 平安城興起、九重由来皇城殿舎、百官の諸寮洛外社寺和歌名所等を図説したもの。書名は、江戸後期に京都で製造した白粉下の化粧水の名に準じたという。付図は花洛往古図・大内裏御図。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android