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人工膀胱 ジンコウボウコウ

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デジタル大辞泉の解説

じんこう‐ぼうこう〔‐バウクワウ〕【人工××胱】

膀胱を摘出手術した際に、尿管を腹壁に結合してつくる尿の排出口。ウロストミー

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人工膀胱
じんこうぼうこう
urostoma

膀胱癌(がん)などで膀胱を摘出した後に、尿を排泄(はいせつ)するために膀胱の代用として人工的に腹部の体表に造設される孔(あな)。代用膀胱ともいう。造設される孔をストーマstomaとよび、これはギリシア語で「口」を意味する。人工膀胱はウロストーマや尿路系ストーマもしくはウロストミーとよばれる。一般に「ストーマ」というと人工肛門をさすことが多い。
 人工膀胱造設の方法としては、尿管の端を腹部の体表に導きこれを排泄口(ストーマ)とし、蓄尿袋(パウチ)にためて排泄する尿管皮膚瘻(ろう)や、回腸末端の一部を遊離しこれを尿の通過路として腹部に開口させ、同様に蓄尿袋にためて排泄する回腸導管などがある。尿道を温存できる場合には、回腸の一部を用いて体内に袋をつくり、これを代用膀胱として尿道とつなげ、自分の尿道から排尿する自排尿型代用膀胱がある。これは自排尿型人工膀胱あるいは新膀胱ともよび、スチューダー法とハウトマン法がある。腹圧か手による加圧によって排尿し、慣れるまではカテーテルを用いる。体表にストーマを増設する必要がなく、またパウチも不要である。
 人工膀胱や人工肛門の造設患者をオストメイトとよび、その家族も含めてストーマの管理や取扱いの指導および生活について援助することをストーマケアといい、これを専門的に扱うストーマ外来が設置されている医療施設も多い。なお厳密には、自排尿型代用膀胱はオストメイトに含めないこともある。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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