コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

人工膀胱 ジンコウボウコウ

3件 の用語解説(人工膀胱の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

じんこう‐ぼうこう〔‐バウクワウ〕【人工××胱】

膀胱を摘出手術した際に、尿管を腹壁に結合してつくる尿の排出口。ウロストミー

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人工膀胱
じんこうぼうこう
urostoma

膀胱癌(がん)などで膀胱を摘出した後に、尿を排泄(はいせつ)するために膀胱の代用として人工的に腹部の体表に造設される孔(あな)。代用膀胱ともいう。造設される孔をストーマstomaとよび、これはギリシア語で「口」を意味する。人工膀胱はウロストーマや尿路系ストーマもしくはウロストミーとよばれる。一般に「ストーマ」というと人工肛門をさすことが多い。
 人工膀胱造設の方法としては、尿管の端を腹部の体表に導きこれを排泄口(ストーマ)とし、蓄尿袋(パウチ)にためて排泄する尿管皮膚瘻(ろう)や、回腸末端の一部を遊離しこれを尿の通過路として腹部に開口させ、同様に蓄尿袋にためて排泄する回腸導管などがある。尿道を温存できる場合には、回腸の一部を用いて体内に袋をつくり、これを代用膀胱として尿道とつなげ、自分の尿道から排尿する自排尿型代用膀胱がある。これは自排尿型人工膀胱あるいは新膀胱ともよび、スチューダー法とハウトマン法がある。腹圧か手による加圧によって排尿し、慣れるまではカテーテルを用いる。体表にストーマを増設する必要がなく、またパウチも不要である。
 人工膀胱や人工肛門の造設患者をオストメイトとよび、その家族も含めてストーマの管理や取扱いの指導および生活について援助することをストーマケアといい、これを専門的に扱うストーマ外来が設置されている医療施設も多い。なお厳密には、自排尿型代用膀胱はオストメイトに含めないこともある。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

人工膀胱の関連キーワード尿管膀胱鏡色視症食道発声全摘出腹壁下垂体摘出下大静脈後尿管巨大尿管症大野病院事件

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

人工膀胱の関連情報