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人格的教育学 じんかくてききょういくがくmoral pedagogy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人格的教育学
じんかくてききょういくがく
moral pedagogy

E.リンデ,R.オイケンなどが主張した教育学説。 1890年代に進展した生活の機械化,合理化に伴って顕著になってきた人間の機械視や人間の内面性よりも社会性を重視する P.ベルゲマンをはじめとする社会的教育学に対する批判として現れた学説で,教育の目的は生徒の人格陶冶であり,その最良の手段は教師の人格的感化であるとし,芸術教育運動とも結びついた。日本では大正期に中島半次郎によって紹介された。中島は当時の日本の教育界の主流であったヘルバルト学派の万能主義,主知主義を否定し,人格教育芸術教育の重要性を説いた。また稲毛金七オイケン理想主義精神主義に共鳴し,情意の創造力を喚起して精神的人格を発展させることを主張した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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