人権指令

山川 日本史小辞典 改訂新版 「人権指令」の解説

人権指令
じんけんしれい

1945年(昭和20)10月4日,GHQが発した「政治的,公民的及宗教的自由に対する制限の撤廃に関する覚書」の俗称。GHQは人権確保のため,治安維持法・宗教団体法など15の法律の廃止または効力の停止,政治犯思想犯釈放特高警察解体とその幹部(内務大臣を含む)の罷免を日本政府に求めた。これに対し東久邇(ひがしくに)内閣は総辞職し,次の幣原(しではら)内閣が実行にあたった。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報