人面(読み)ニンメン

精選版 日本国語大辞典 「人面」の意味・読み・例文・類語

じん‐めん【人面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の顔。また、人の顔のようなもの。にんめん。
    1. [初出の実例]「人面(ジンメン)桃花相映紅 人のかをと花と何れもうつくしうて、よくにたなり」(出典:土井本句双紙抄(16C頃))
    2. [その他の文献]〔墨子‐非攻・下〕
  3. ひとも(人面)

ひと‐も【人面】

  1. 〘 名詞 〙 昔、伊勢大神宮神御衣(かんみそ)の祭に、八尋殿(やひろでん)で神衣を織って奉る者。古くは、男についていい、女は織子という。〔太神宮諸雑事記(11C中か)〕

にん‐めん【人面】

  1. 〘 名詞 〙 人の顔。また、そのようなもの。じんめん。
    1. [初出の実例]「たれの人面かわするるときあらん」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「人面」の読み・字形・画数・意味

【人面】じんめん

人と同じ顔。〔漢書、匈奴伝賛〕夷狄の人、貪にして利を好む。被髮左衽、人面獸心なり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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