仁田観音堂(読み)にたかんのんどう

日本歴史地名大系 「仁田観音堂」の解説

仁田観音堂
にたかんのんどう

[現在地名]上県町瀬田

瀬田の中栗栖せたのなかぐるす寄りの山麓にある。対馬六観音の一つとされる観音像を安置する仏堂で、古くは国本くにもと神社(熊野権現)の境内にあって政庁の護法天童とされたものであるが、明治初年の神仏分離により現在地に移された。貞享三年(一六八六)の神社誌によれば、熊野権現の境内に観音があり、観音山または権現山と称し、神地とされていた。この観音は聖武天皇の時代に仁田寺に安置された十一面観音というが(津島紀事)、現在見るところでは聖観音で、室町期のものと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む