今尾(読み)いまお

日本大百科全書(ニッポニカ) 「今尾」の意味・わかりやすい解説

今尾
いまお

岐阜県海津市(かいづし)北東部の中心地区。旧今尾町。揖斐(いび)川に臨み、かつては河港役割も果たした。文明(ぶんめい)年間(1469~1487)中島重長によって築かれた城下町に由来し、江戸時代には尾張(おわり)藩付家老竹腰(たけのこし)氏(3万石)の居館があった。2月に行われる「今尾の左義長(さぎちょう)」は県指定重要無形文化財。

[上島正徳]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「今尾」の意味・わかりやすい解説

今尾
いまお

岐阜県南西部,海津市北部の旧町域。 1955年海西村と合体して平田町となり,2005年海津町,南濃町と合体して海津市となった。揖斐川左岸にあり,河港的機能もち,商業中心地として発展した。

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世界大百科事典(旧版)内の今尾の言及

【平田[町]】より

…町名は宝暦治水工事の総奉行を務めた平田靱負(ゆきえ)の名にちなむ。中心集落の今尾は近世以来揖斐川の河港として発展し,三郷のお千代保稲荷は商業の神として広く信仰を集めた。古くから水害に悩まされたが,1950年に耕地整理,排水施設整備が完成し,地味豊かな米作地帯となった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」