今川国氏(読み)いまがわ くにうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今川国氏」の解説

今川国氏 いまがわ-くにうじ

1243-1282 鎌倉時代武将
寛元元年生まれ。吉良長氏(きら-ながうじ)の次男今川氏の祖。父から三河(愛知県)幡豆(はず)郡今川荘をあたえられ,その荘名を姓とした。弘安(こうあん)5年2月23日死去。40歳。通称四郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の今川国氏の言及

【今川氏】より

…足利氏の一族で,駿河を本拠として遠江・三河にも進出した守護大名,戦国大名。足利義氏の子吉良長氏の次子国氏が三河国幡豆郡今川荘を領して今川氏を称したことに始まる。今川氏発展の基礎を作った範国は,足利尊氏に従って行動し,鎌倉幕府滅亡後,遠江・駿河両国守護や室町幕府の引付頭人に任じられた。以後,駿河守護職は今川氏によって世襲され,範氏,氏家,泰範,範政と伝えられた。また,範国の次子貞世(了俊)は長く九州探題として活躍した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」