他化自在天(読み)タケジザイテン

デジタル大辞泉 「他化自在天」の意味・読み・例文・類語

たけ‐じざいてん【他化自在天】

仏語六欲天の一。他の欲望を自在に受けて楽しむことができるところとされる。自在天。→天魔

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精選版 日本国語大辞典 「他化自在天」の意味・読み・例文・類語

たけじざい‐てん【他化自在天】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。六欲天の一つ。欲界六天の最上位で、ここに生まれた者は他の楽事を自由に自分の楽事として楽しむことができるとする境界。また、この天は魔王住所ともされる。自在天。他化天。化他天。第六天。
    1. [初出の実例]「従四大天王以下。列欲界第一天。従自在天以下。列第五化楽天大自在天。列第六他化自在天。略不第三淡摩天。第四兜率天」(出典法華義疏(7C前)一)
    2. [その他の文献]〔法苑珠林‐五〕

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