付立(読み)つけたて

精選版 日本国語大辞典 「付立」の意味・読み・例文・類語

つけ‐たて【付立】

〘名〙
帳面にしるしをつけること。
② たった今、つけたばかりであること。
歌舞伎で、初日前に上演に必要な衣装小道具鳴物などを帳面に書きあげること。できたものを小道具付鬘付などという。〔劇場新話(1804‐09頃)〕
④ 日本画で筆にふくませた墨または絵具と水の加減で、一筆の中に濃淡が生じて種々の効果があがるように、筆をねかせて筆の腹で描くこと。円山派四条派などの花鳥画に多く見られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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