仙蹕(読み)センピツ

デジタル大辞泉 「仙蹕」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぴつ【仙×蹕】

《「蹕」は、さきばらいの意》行幸行列。また、その車駕しゃが聖駕せいが
「―を捧げ奉り、貴寺に送りつけて」〈平家・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仙蹕」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぴつ【仙蹕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「蹕」はさきばらいの意 ) 天子車駕の列。また、その車駕。聖駕
    1. [初出の実例]「帝堯叶仁智、仙蹕玩山川」(出典懐風藻(751)従駕〈伊与部馬養〉)
    2. 「仙蹕(センヒツ)重山の深きに促し奉る」(出典:太平記(14C後)九)
    3. [その他の文献]〔唐高宗‐過温湯詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「仙蹕」の読み・字形・画数・意味

【仙蹕】せんひつ

車駕。

字通「仙」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android