仙郎(読み)センロウ

デジタル大辞泉 「仙郎」の意味・読み・例文・類語

せん‐ろう〔‐ラウ〕【仙郎】

五位の蔵人くろうど唐名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仙郎」の意味・読み・例文・類語

せん‐ろう‥ラウ【仙郎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仙人。〔剪燈余話‐連理樹記〕
  3. 中国唐代、尚書省の各部郎中の員外のこと。
    1. [初出の実例]「秋の月は高く懸れり空碧の外 仙郎は静かに翫ぶ禁闈の間〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔王維‐重酬苑郎中詩〕
  4. 五位の蔵人の唐名。
    1. [初出の実例]「卿士大夫、仙郎儒史之工詩。天下一物已上」(出典:本朝文粋(1060頃)八・因流泛酒詩序〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔新板職原抄大全(1659)〕
  5. 俗世界を脱して風雅の道に遊ぶ人。風流の士。
    1. [初出の実例]「途中暫聴腸応断、況腹仙郎有興心」(出典:凌雲集(814)和菅清公秋夜途中聞笙〈嵯峨天皇〉)

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普及版 字通 「仙郎」の読み・字形・画数・意味

【仙郎】せんろう

仙人。

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