仮名性理(読み)かなせいり

百科事典マイペディア 「仮名性理」の意味・わかりやすい解説

仮名性理【かなせいり】

仮名性理竹馬抄(ちくばしょう)とも。藤原惺窩(せいか)の著という。1冊。1691年刊。天道明徳・誠・敬・五常・五倫をはじめ,儒道と仏道との相違などを,日本の事例をも引き,宋学朱子学)の立場から明らかにしたもの。老母のために和文を用い,《千代(ちよ)もと草》と題する1788年版もある。
→関連項目本佐録

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世界大百科事典(旧版)内の仮名性理の言及

【本佐録】より

…また本書の〈天道〉観はキリスト教の影響の下に成立したことが指摘されている。2代将軍徳川秀忠の側近を務めた本多正信が秀忠のために書いたとされてきたが,内容上は,通俗訓戒書《仮名性理》(藤原惺窩著といわれる)に手を加え,正信著に仮託したものである。【高木 昭作】。…

※「仮名性理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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