コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

五倫 ごりん Wu-lun

6件 の用語解説(五倫の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五倫
ごりん
Wu-lun

儒教で説く5つの基本的実践徳目。君臣の義,父子の親,夫婦の別,長幼の序,朋友の信をいう。『孟子』に由来する。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ご‐りん【五倫】

《「孟子」滕文公上から》儒教で、人の守るべき五つの道。父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友(ほうゆう)の信。五常。五教。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

五倫【ごりん】

古来中国で説かれる人間関係上の五つの徳目で,父子の親,君臣の義,夫婦の別,長幼の序,朋友(ほうゆう)の信をいう。五常とともに道徳の基本とされ,古く《孟子》に説かれたが,五倫の名でまとめられたのは明代。
→関連項目孟子

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ごりん【五倫 Wǔ lún】

中国において,人の重んずべき五つの人間関係をいう。父子の親,君臣の義,夫婦の別,長幼の序,朋友の信をいう。五倫という語は,児童に人の守るべき道を教える,明の沈易の《五倫詩》,また君道,臣道,父道,子道,夫婦の道,兄弟の道,朋友の道について述べた,明の宣宗の御撰《五倫書》に初めて現れる。しかし,その内容としての五つの人倫とそれぞれの徳目は《孟子》に由来する。后稷(こうしよく)を用いて民生を安定させた舜が,つぎに契(せつ)を起用して,〈父子に親あり,君臣に義あり,夫婦に別あり,長幼に序あり,朋友に信あり〉と人倫道徳を教えさせた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ごりん【五倫】

〔孟子 滕文公上「教以人倫、父子有親、君臣有義、夫婦有別、長幼有序、朋友有信」から〕
儒教における五つの基本的な人間関係を規律する五つの徳目。すなわち父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信をいう。五常。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五倫
ごりん

儒教において、5種類に整理された人間関係、すなわち父子、君臣、夫婦、長幼、朋友(ほうゆう)。またそれぞれの関係の間でもっとも重要とされる徳、すなわち親、義、別、序、信を含めていう。五教、五典、五常ともよばれる。古く『書経』舜典(しゅんてん)に「五教」の語があり、聖王の権威に託して道徳の普遍性を求め、これを体系化する試みがみえるが、孟子(もうし)(孟軻(もうか))が「(舜(しゅん))契(せつ)をして司徒たらしめ、教ふるに人倫を以(もっ)てす。父子親有り、君臣義有り、夫婦別有り、長幼序有り、朋友信有り」(滕文公(とうぶんこう)上篇)と述べるに至り、「五倫の教え」として確定した。『中庸(ちゅうよう)』ではこれを五達道(ごたつどう)とよび、君臣関係を第一に数える。仁義礼智(ち)信の五常とともに儒教倫理説の根本である。[廣常人世]
『赤塚忠他編『中国文化叢書2 思想概論』(1968・大修館書店) ▽宇野精一著『儒教思想』(1984・講談社学術文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の五倫の言及

【徳】より

…ルネサンス期には徳(ラテン語virtus,英語virtue)は男らしい精神的・身体的有能性を特に意味した(ギリシア語のアレテも軍神を意味するアレスArēsと同根語である)。中国では,智仁勇の三徳,仁義礼智信の五常の徳,父子の親,君臣の義,夫婦の別,長幼の序,朋友の信の五倫の徳,日本では,神道の正直,儒教の誠,仏教の慈悲という三元徳が挙げられよう。道徳的生活の道しるべを設定する徳論は,倫理学の最初にではなくて最後に位置すべきものであるが,ニヒリズムが顕在化した現代では,倫理学も徳論までは到達しがたく,元徳も定まりがたい。…

※「五倫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

五倫の関連キーワード五戒五つの教え五つの借り物重んずる五義五臭五典三行ヒューマンリレーションズ六信五行

五倫の関連情報