仰ぎ見る(読み)アオギミル

デジタル大辞泉 「仰ぎ見る」の意味・読み・例文・類語

あおぎ・みる〔あふぎみる〕【仰ぎ見る】

[動マ上一][文][マ上一]
上方に目を向けて見る。見上げる。「時計台を―・みる」
尊敬する。敬う。「師と―・みる」
[類語]仰視仰望仰ぐ振り仰ぐ見上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仰ぎ見る」の意味・読み・例文・類語

あおぎ‐・みるあふぎ‥【仰見】

  1. 〘 他動詞 マ行上一 〙
  2. 上のほうを向いて見る。
    1. [初出の実例]「ひさかたの天(あめ)見るごとく仰見し皇子(みこ)御門の荒れまく惜しも」(出典万葉集(8C後)二・一六八)
  3. ( 心理的に高いものを見る意から ) 尊敬する。うやまう。あがめる。
    1. [初出の実例]「なほ権者にこそおはしますべかめれとなん、あふぎみたてまつる」(出典:大鏡(12C前)五)

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