見上げる(読み)ミアゲル

デジタル大辞泉 「見上げる」の意味・読み・例文・類語

み‐あ・げる【見上げる】

[動ガ下一][文]みあ・ぐ[ガ下二]
下から上を見る。仰ぎ見る。「夜空を―・げる」「―・げるばかりの大男
りっぱであると感心する。「―・げた心がけだ」
[類語]仰視仰望仰ぎ見る仰ぐ振り仰ぐ見下ろす見返る見回す俯瞰鳥瞰眼下に見る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見上げる」の意味・読み・例文・類語

み‐あ・げる【見上】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]みあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 上の方を見る。上方を仰ぎ見る。
    1. [初出の実例]「なにぞとて、頭もたげてみあげ給ふは」(出典:落窪物語(10C後)一)
  3. 人物力量などを称賛尊敬に値すると思う。立派だと感心する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「自己の醜を自白するのは中々見上げたものだ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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