デジタル大辞泉
「仰ぐ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あお・ぐあふぐ【仰】
- [ 1 ] 〘 自動詞 ガ四段活用 〙 上のほうを向く。あおむく。
- [初出の実例]「みどりこの 乳(ち)乞ふが如く 天つ水 安布芸(アフギ)てそ待つ」(出典:万葉集(8C後)一八・四一二二)
- [ 2 ] 〘 他動詞 ガ五(四) 〙
- ① 上のほうを向いて、高い所を見る。高所を望み見る。
- [初出の実例]「菟原壮士(うなひをとこ)い 天(あめ)仰(あふぎ) 叫びおらび」(出典:万葉集(8C後)九・一八〇九)
- ② ( 心理的に高い所のものを見る意から ) 尊敬する。うやまう。
- [初出の実例]「況や仏教の幽(はる)かに微(くは)しきをば、豈に能く仰(アフキ)測(はか)らむや」(出典:大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃))
- 「いにしへをあふぎていまを恋ひざらめかも」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
- ③ (目上の人、尊敬する人などの)教えや命令、援助などを求めたり、受けたりする。請う。
- [初出の実例]「長者の身面目をうしなふ上に神慮又はかりがたし。ただ聖断をあをぐべし」(出典:愚管抄(1220)四)
- 「その学資を退役将校の伯父に仰いでゐたが」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉七)
- ④ ( 上を向いて飲むところから ) 一気に飲み干す。
- [初出の実例]「ぐいと仰飲(アフ)ぎ〈略〉真に罪無き雑話を下物(さかな)に酒も過ぎぬほど心よく飲んで」(出典:五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉一二)
- [ 3 ] 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 上を向かせる。あおむける。
- [初出の実例]「申し、鶏の足を仰(アフケ)るが如し」(出典:百法顕幽抄平安中期点(900頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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