伊本淳(読み)イモト アツシ

20世紀日本人名事典 「伊本淳」の解説

伊本 淳
イモト アツシ

昭和期の彫刻家



生年
大正4(1915)年

没年
昭和59(1984)年2月27日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京美術学校工芸科鋳金部〔昭和13年〕卒

経歴
昭和12年二科展に初入選。戦後は21年から新制作派協会展に出品。30年創立と同時に一陽会会員となる。36年渡仏、37年よりサロン・デザンデパンダン、38年よりサロン・ド・ラ・ジュンヌ・スキュルチュールに出品、パリ拠点としてベルギーなどでも個展を開く。ステンレス彫刻家として世界的に有名で、代表作に箱根彫刻の森美術館の「断絶」、東京・田町の産業安全会館前の「黎明」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊本淳」の解説

伊本淳 いもと-あつし

1915-1984 昭和時代の彫刻家。
大正4年生まれ。昭和12年二科展に初入選。一陽会に参加。36年渡仏し,アンデパンダン展などに出品。鉄を素材とし,アサンブラージュ(寄せ集め)手法もとりいれた作品を制作。昭和59年2月27日パリで死去。69歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「断絶」「黎明」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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