伊東玄伯(読み)いとう げんぱく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊東玄伯」の解説

伊東玄伯 いとう-げんぱく

1832-1898 幕末-明治時代の医師
天保(てんぽう)3年9月15日生まれ。伊東玄朴に師事し,その養子となる。長崎ポンペにまなび,文久2年と明治3年オランダに留学,眼科を研究し日本文字の試視力表を作成。典薬寮医師,宮内省大侍医,一等侍医などをつとめ,29年宮中顧問官となった。明治31年5月2日死去。67歳。相模(さがみ)(神奈川県)出身本姓鈴木雅号は方成。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android